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大河ドラマ「光る君へ」で注目!京都・宇治にある源氏物語スポット

宇治川
宇治川
 2024年の大河ドラマは源氏物語の作者・紫式部をモデルとした作品「光る君へ」。紫式部や源氏物語への注目が集まっています。今回は京都・宇治にある源氏物語の関連スポットをご紹介します。

京都・宇治と源氏物語の関係

 宇治は京都第二の都市と言われています。京都市の中心地からは電車で30~40分ほど。奈良方面からもアクセスしやすくなっています。

 紫式部は源氏物語を五十四帖書きましたが、その中でも後半の十帖の舞台となったのが宇治で「宇治十帖」と言われています。

 今ではお茶の産地としてもよく知られる宇治ですが、古来の都奈良方面へ続く道中に位置することから当時は「都を追われた者」が住むようなイメージがあったとされ、他にも藤原道長が建立した平等院があることから一部には華やかな側面も併せ持ち、源氏物語のラストを飾るにふさわしい地として選ばれたのかもしれません。

宇治十帖とは?

宇治橋にある紫式部像
宇治橋にある紫式部像

 源氏物語の主人公は光源氏ですが、宇治十帖では光源氏はすでに亡くなっており、主人公は薫大将(表向きは光源氏の次男)に変わっています。

 主人公が変わったことと、舞台や雰囲気も変わったことから一部では宇治十帖は紫式部の作品ではないのでは?(娘や弟子など別人が書いたのでは)という説もあるそうですが、まだ確実な解明はされていないといいます。

宇治で巡る源氏物語スポット

 では、宇治で行きたい源氏物語関連スポットをご紹介していきます。

源氏物語ミュージアム

 源氏物語を中心に、平安時代の文化にも親しめる公立博物館。「源氏物語」は原本は残っていませんが、幻の写本とよばれる「大沢本」をはじめ源氏物語に関する資料の収集を展示しています。平安時代の華やかな衣装なども飾られていて、平安時代はどのような生活だったのかうかがうことができます。貴族文化に触れ、源氏物語への理解がより深まるかもしれません。

源氏物語宇治十帖「夢浮橋」の古跡と紫式部像

 宇治橋の西側にある古跡です。宇治橋を渡るとわかりやすいです。夢浮橋は実在しませんが、宇治十帖の締めくくりの古跡としてつくられたそう。すぐそばには紫式部の像がたっているので一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょう。

宇治十帖のモニュメント

 古跡ではありませんが、朝霧橋の東側(宇治神社へ向かうところ)に宇治十帖のモニュメントが設置されています。ヒロイン「浮舟」と薫君のライバルで宇治十帖の中心人物「匂宮」が舟で宇治川に向かう場面が描かれています。フォトスポットなのでこちらもぜひチェックしてみて下さい。

興聖寺

 宇治十帖に登場する「手習の杜」に祀られていた手習観音(てならいかんのん)が祀られています。当時から多くの人が見に訪れ、大事にしてきた観音さまなのでぜひ手を合わせたいですね。

詳しくはこちらの記事でも紹介しています。


宇治には源氏物語関連意外にも見どころがたくさん

 他にも宇治には「平等院」など有名なスポットがあり、見どころがたくさん。JRまたは京阪の宇治駅を拠点に宇治の待ち全体を巡ってみるのも楽しいかもしれません。抹茶スイーツやグルメなど行きたい場所がたくさんで1日があっという間に過ぎてしまいそうなので、観光ついでにご紹介したスポットを巡ってみるのがおすすめです。

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  この記事を書いた人
ゆかた さん

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