「武家を以て天下を支配」との理想をかかげ、朱印に用いた4文字の言葉があります。この旗印にも使われた、4つの文字とは何でしょう。
( 正解率は 89 % )正解!
ざんねん…
答えは「天下布武」
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大名などが発給する文書には、手書きの花押(サイン)が書かれていました。戦国時代以降は、朱印が主に使われています。
織田信長が朱印状に押した印章の4文字は「天下布武」です。信長が幼いころに教育係で後に参謀的な存在だった、政秀寺の開山沢彦宗恩(たくげんそうおん)が信長にすすめたようです。
稲葉山城を攻略し、美濃平定を成し遂げた永禄10(1567)年11月ごろより、信長は「天下布武」の印を使用しています。既に天下統一を決めており、滅亡の危機にあった室町幕府を支援し、天下平定を目指していたと考えられています。
「武」には「戦功を定めて、戦争を辞める」という意味があります。また、下記の「七徳の武」の意が込められているようです。
ちなみに、信長の花押は、麒麟の「鱗」をかたどって作っています。中国では麒麟は、古くから「泰平の世に現れる」と崇められる瑞獣です。
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