日本のお城には、松の木が植えられているところが多くあります。景観という意味で植えられたこともありますが、実はもう一つ大事な理由から松の木が植えられていました。その理由とは何でしょうか?
( 正解率は 68 % )正解!
ざんねん…
答えは「非常食として食べることができたから」
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松は昔、現代のように景観の一部としてよりも、非常食や栄養食として利用されていました。 松の皮を取り除き、生皮を臼でついて水に浸し、密閉することで苦味や臭みが無くなります。そしてその汁を皮でこして干すと粉ができ、その粉を麦の粉等と混ぜることで餅を作っていました。
戦国時代、城を大軍に幾日も包囲され、城に立てこもって抗戦することもしばしば起こりました。籠城は、死守を覚悟で戦うわけですが、敵は城内の食糧がなくなるのを待つ持久戦法できます。いわゆる兵糧攻めという戦法ですが、そのとき役立つのが松の木なのです。
非常事態に備えて蓄えた梅干し、味噌などがなくなり、庭木、草、茎、根も食べ、最後に城の景観も兼ねた松の木を食べることになります。
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