高槻市立しろあと歴史館の新たな常設展示コーナー「芥川城と三好一族」が人気
- 2024/07/03
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【投稿】戦ヒス編集部
7月15日までの期間限定で初公開の松永久秀の書状と肖像画を実物展示
高槻市立しろあと歴史館では、国史跡「芥川城跡」と、芥川城の城主をつとめた戦国武将・三好長慶などを紹介する常設展示コーナー「芥川城と三好一族」を6月15日に開設。開設を記念し、三好長慶の重臣で高槻市出身と考えられている松永久秀の新たに発見された書状と、久秀の肖像画も期間限定で展示していて、歴史ファンの人気を呼んでいます。
芥川城は、同市三好山にあり、大阪平野を見渡す天然の要害を利用した戦国時代屈指の山城です。現在でも曲輪(くるわ)や堀切、土塁といった山城遺構が良好に残っています。室町幕府の要職・管領を務める細川高国によって築かれ、天文22(1553)年には戦国動乱の中で台頭した三好長慶が居城とし、長慶が畿内を支配する中、松永久秀をはじめとする家臣たちが城内に屋敷を構え、長慶を支えました。令和4年11月10日に国の史跡に指定されたことを受け、「芥川城にまつわる歴史についてさらに広く知っていただきたい」という思いから、このたび常設展の一角に「芥川城と三好一族」を開設しました。芥川城の歴史や関係する人々を紹介するとともに、発掘調査で見つかった建物の部材や生活道具など、約40点を展示しています。さらに、三好長慶の重臣で同市の出身とされている松永久秀の書状と肖像画も7月15日(月曜日)までの期間限定で実物展示しています。ぜひお越しください。
■常設展示コーナー「芥川城と三好一族」概要
入場料:無料
展示内容:発掘調査で見つかった建物の部材や生活道具、芥川城近くの村同士の水争いに対し長慶が裁定を行った文書(複製品展示)、長慶の家臣と伝わる家に伝来した槍、松永久秀の出した書状・松永久秀の肖像画(実物の展示は7月15日まで)など
■しろあと歴史館
休館日:月曜日、祝日の翌平日、年末年始
開館時間:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
入場料:無料
■関連ホームページ
しろあと歴史館 常設展示「芥川城と三好一族」を開設します
https:// www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/121335.html