武田信玄と織田信長は、子供同士の結婚によって縁深い関係になっていた時期があります。 そのころの贈り物のやり取りで、信玄は信長の誠実さを褒めていますが、一体どのようなことを褒めたのでしょうか?
( 正解率は 57 % )正解!
ざんねん…
答えは「いつも贈り物の箱にまで気を遣っている」
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これは『甲陽軍鑑』や『名将言行録』に収録されている逸話です。
信長は信玄への贈り物を、毎回立派な蒔絵の箱で用意していました。 蒔絵とは、漆塗りの一部に金粉などを振りかけて模様を描く工芸品です。
信長と信玄は2度、子供たちを結婚させています。 『甲陽軍鑑』によると、まずは永禄8(1565)年に信長の養女が信玄の息子・勝頼に勝頼に嫁いだといい、それから2年後、信玄五女の松姫と信長の嫡男信忠との婚約が成立したといいます。
『名将言行録』では、松姫と信長の嫡男信忠との婚約については、信長が使者を出して願い出たといいます。 武田の家臣は、信長の本心が知れないとして、この申し出に応じるべきではない、と忠告しますが、信玄は今までに受け取った蒔絵箱のことを持ち出して、家臣を諭します。
「箱を削ってみると、漆が何層にも重ねられた丁寧な作りであることがわかるし、蒔絵も念入りに作られている。最初の勝頼の結婚から2年間、それはずっと変わらない。1度や2度ならここまで念入りになれるだろうが、それ以降は余人にはなかなかできることではない。信長の思いは本物だ。」として、2度目の婚姻も許諾したと言います。
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