琵琶湖博物館学芸員の新著『伝承と現代-民俗学の視点と可能性』が刊行されました
- 2023/03/09
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【投稿】戦ヒス編集部
琵琶湖博物館の加藤秀雄学芸員が執筆した『伝承と現代-民俗学の視点と可能性』が勉誠出版社から刊行されました。本書は、伝承をキーワードとする専門的学術書で、従来の民俗学における伝承研究の批判的検討を行い、現代における伝承の力を問い直す視点を提起しています。内容は三部構成で、全国の様々な伝承の実態が分析されていますが、第四章では滋賀県の事例も取り上げられています。本書でなされた議論により、近年、盛んになりつつある民俗学における理論研究の、さらなる活性化が期待されます。
記
・書 名:『伝承と現代―民俗学の視点と可能性―』
・著 者:加藤 秀雄(琵琶湖博物館学芸員)
<目次>
*サブタイトルは省略
序章 本書の問題意識と課題
第一部 伝承概念再考
第一章 伝承の研究史
第二章 伝承概念の脱/再構築のために
第三章 伝承研究の現代的課題
第二部 伝承の仕組みと動態
第四章 役割交替と伝承の相関性
第五章 伝承意識と伝承の変化
第六章 伝承の仕組みと動態をめぐる考察
第三部 現代社会と伝承
第七章 伝承の変化に見る高度経済成長
第八章 システムと伝承
第九章 伝承と自治の再生に向けて
終章 本書のまとめと今後の課題
・体 裁:A5判 368ページ 上製本 本体価格8,800円(税10%込)
・発 行:勉誠出版 2023年2月発売
・紹介ページ:伝承と現代-民俗学の視点と可能性|勉誠出版
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101364
・入手できるところ:
琵琶湖博物館ミュージアムショップ・おいでや、県内の書店、またはインターネット販売